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須々木工務店

築100年を超える古民家に新しい息吹を吹き込んだリノベーション店舗

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店舗や施設の施工も手がける「須々木工務店」。古き良き雰囲気の残る城下町に佇む、築100年の古民家を再生したリノベーション物件の店舗施工例を紹介します。土間や床の間などはそのままに、和の雰囲気漂う内装に仕上がっています。長い間建物を支えてきた梁(はり)や柱を生かした空間づくりは、きっとマイホームの参考になるはずです。

Profile

建物種別
中古戸建て
築年数
築100年以上
延床面積
143.79㎡(43.49坪)
敷地面積
496.08㎡
施工面積
1階83.56 2㎡、2階81.97㎡計165.53㎡
構造・工法
木造二階建て
施工内容
外壁・屋根、内装の改修
施工年月
2023年7月
施工会社
株式会社 須々木工務店

目次

こだわりポイント

1.白い壁にいぶし銀の瓦が映える外観

城下町の風情が残る地域にある築100年を超える古民家を、リノベーションした店舗。古き良き日本伝統の建築様式はそのままに、新たな息吹を吹き込みました。

和の雰囲気を壊さないよう、屋根はいぶし銀の光沢が美しい「いぶし瓦」で葺(ふ)き替えられています。他の瓦には出せない独特の輝きが、純和風の住宅によく馴染んでいます。

もともとは漆喰塗りの壁と焼き板だった外壁も新しくし、さらに玄関の格子戸も再生。真っ白な壁に黒のコントラストが映える、武家屋敷のような高貴な外観に生まれ変わりました。

玄関脇には、植栽スペースとして植物と庭石が調和する坪庭を設けました。夜はライトアップされ癒やしの空間を演出します。

2.玉砂利が敷き詰められ美しく生まれ変わった土間玄関

玄関に一歩足を踏み入れると、梁や柱から趣が感じられる和の空間が広がっています。

土間玄関には、石を混ぜたモルタルの表面を水で洗い出し、石の頭を見せる様式「洗い出し仕上げ」を採用。不規則に並ぶ石は光によってさまざまな表情をみせてくれます。

格子戸と硝子戸は建築当時のままに、玉砂利を敷き詰められた土間玄関を新しく設けたことで、新しい“家の顔”に生まれ変わりました。

新しく造りかえた階段は、「魅せる階段」にしたことがポイントです。階段の下のスペースを“第2の床の間”とし、花を生けたり、鏡餅や五月人形、月見団子、ススキなどを飾ったり、空間を彩る楽しみ方ができます。生活の中に季節のしつらいを取り入れる日本人ならではの空間の使い方ですね。

こちらの部屋は客間として、お得意様との打ち合わせや商談に使うそう。床の間がちょっとした会話に花を咲かせてくれそうですね。

光や風をよく通し、空間に開放感を与えるスケルトン階段。白い壁に無垢材がよく馴染み、古さの中に新しさがうまく調和しています。

3.天井の梁を魅せることで開放的な空間に

2階は天井板を全て外し、この家を支え続けている丸太梁(はり)をあえて表に出しました。歴史を紡いてきた梁(はり)が何本も組み合わさった大空間は圧巻です。何100年もの時間をかけてこそ出せる味わいがあります。

大広間には大型の金屏風を配し、より上質な空間を演出。室内にいながらも鳥や花が描かれた屏風絵を眺めることで風流な時間が過ごせそう。

夜になると、モダンなデザインの照明が優しく玄関を灯します。まるで映画のワンシーンのような風景に思わずうっとり。昼間とはまたちがった印象を見せてくれます。

【まとめ】古さと新しさが共存した心地のよい空間

床の間や土間など日本の伝統的な間取りや建具はそのままに、新しい工法や仕上げ加工を取り入れ、古さのなかに新しさを感じる空間が生まれました。梁や柱を魅せる空間づくりは数々の古民家再生を手がけてきた須々木工務店ならではの技ではないでしょうか。古民家やリノベーションに興味のある人はぜひ参考にして。

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■施工会社の詳細情報

須々木工務店

木の温もりに包まれた
家族の幸せあふれる空間づくり

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