注文住宅の土地探しにかける期間と失敗しないコツは?購入までの3つのステップも紹介
注文住宅を建てたいと思ったら、最初に取り掛かるのが土地探しです。ところが、理想の土地を探すのに時間がかかる人は多く、家づくりになかなか進めないケースもあります。そこで今回は、土地探しでつまずかないためのポイントをいくつか紹介します。
目次
土地探しに集中するのは1年以内
まずは土地探しにかける期間の目安は、おおむね「1年以内」です。運良くいい場所が見つかり、2〜3ヵ月で決めてしまう人もいれば、条件に合う土地になかなか出合えず、2年、3年とかかってしまう人もいます。焦ることはありませんが、ダラダラと時間をかければ嫌気がさしてしまうことも。「もっといい土地が出てくるかもしれないし…」と欲張らず、期限を設け、集中して取り組みましょう。
土地購入までの3つのステップ
1.土地への希望を明確にする
まずは頭の中にぼんやりとある土地へのイメージを具体化するところから始めましょう。希望の広さや住みたいエリアの絞り込みに加え、最寄り駅やバス停までの距離、買い物・病院・学校といった生活に必要な施設の充実度など、家族で話し合い、どんな暮らしを望むのか意見をまとめておきます。
2.土地探しをスタートする
土地探しの方法はいくつかあります。ひとまず自力で土地の特徴や相場価格をリサーチするなら、インターネットや新聞の折り込み広告などが参考になります。実際に行動に移す時は、建築会社や不動産会社に相談しましょう。土地と建物を別々の会社に頼むと予算がかかったり、希望通りの家が建たなかったりするミスも起こりかねません。土地探しと家づくりはセットと考え、スムーズに進めるなら建築会社に相談するのが無難です。自社で土地を持っているところを選べば、仲介手数料がかからないメリットもあります。
3.仲介業者に土地売買を依頼する
建築会社や不動産会社に土地探しを請け負ってもらい、良い土地に出合えたら、会社を介して土地の購入手続きを行います。自分で条件に合う土地を見つけた場合は、信頼できる建築会社や不動産会社に仲介してもらいましょう。
土地探しに失敗しないためのポイント
1.土地にかける予算配分を決める
建物代と土地代を予算とすると、自由度の高い家づくりを望むなら、建物代>土地代となります。希望通りの土地を見つけられたとしても、家を建てる際に予算オーバーとなれば本末転倒です。諸費用もかかってくることを踏まえ、土地代にかける費用は無理のない範囲で明確にしておきましょう。
2.パーフェクトを望まず優先順位をつけて
土地への条件には、あらかじめ優先順位をつけておきましょう。あれもこれもと要望が膨らむほど、購入までのハードルは高くなります。すべてを叶えるパーフェクトな土地にめぐり合うのは簡単ではないと心得てください。なかなか出合いに恵まれない時は、優先順位を見直したり、妥協点を見つけたりすることも大事です。
3.チェックリストを活用しよう
土地によって建てられる家の大きさが違ってきます。建ぺい率、容積率などの制限だけでなく、高さ制限や日影規制などがある地域もあるので要注意。
また、土地探しは販売価格や面積、土地の形状だけでなく「実際に家を建てて心地良く暮らせるか」をチェックすることが重要。気に入った物件が見つかったら足を運び、チェックリストを元に確認してみるのもおすすめです。
【まとめ】出合いを大事に、決断は潔く!
土地は家と同じく一生に一度の大きな買い物です。慎重さを忘れてはいけませんが、時には思い切りも必要。良い土地は争奪戦です。出合いを大切に、理想の土地を手に入れましょう。
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内容は2021年4月12日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。