Q1.今回のリノベーションのテーマは？

「古さを残す」ということです。先祖代々受け継いできた大切な家なので、なるべく古いものを残しながら、生活のしやすい家をと依頼しました。南側にくっついて建てられていた増築部分を取り壊して離れを造り、光と風通しを確保するという提案をしていただきました。そのおかげで古民家の耐久性が上がり、離れの生活のしやすさが実現したと思います。

Q2.母屋と離れはどういう風に使い分けていますか？

普段は離れで過ごしていますが、母屋には仏間があるので、1日に何度かは母屋で過ごす時間を作っています。母屋には猫が入らないようにしているので、趣味の読書に没頭したい時にも使っていますね。

母屋の土間は近所の人が回覧板を持ってきてくれたついでに話をするときによく利用しています。右手の段差がちょうど腰をかけられる高さなので、そこに座れば靴を脱がずにくつろいでもらえるので、とても便利です。

Q3.坪庭があって良かったと感じることは？

猫が景色を眺めたり、石の上でくつろいだりするのを見られることです。はじめはバーベキューが出来るような“使える庭”を考えていたのですが、提案していただいた坪庭を猫も気に入り、今では作ってよかったと思います。何より母屋も離れも明るくなりました！

Q4.「TBJインテリア建築事務所」との出合いと決め手は？

京都から高砂のこの家に戻ると決めた時に「古民家再生リノベーション」をしてくれる会社をネットで探していたところ、「TBJインテリア建築事務所」がヒットしました。夫婦そろってデザインに一目ぼれし、浮気することなく契約まで進めました。

Q5.「TBJインテリア建築事務所」にリノベーションを依頼して良かったと実感したことは何ですか？

この家の蔵から捨てようとしていたものの中から、北村社長がお宝をたくさん発掘して、リノベーションで活かしてくださったことです。ちょうど施工のころに姫路の西国街道にある古民家の解体があったそうで、そこから建具を譲ってくださったり。この窓は外から見るととてもきれいで気に入っています。

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