Q1.家づくりを考えたきっかけは？

以前住んでいた家が昔ながらの日本家屋だったので、必要以上に広く、間取りも使いにくかったんです。家の中は広すぎていくら掃除しても片付かないし、物が増えていく一方。特に洗濯をする環境が悪く、不満がたくさんありましたね。濡れて重たくなった洗濯物を持って1階から2階へ上がり、そこから更に少し離れたベランダに干していいて、家事の一つひとつが毎日大変でした。

そんな中、家屋が老朽化していたこともあって、家を建て直したいと思うようになりました。まず家族で考えたのが、“子どもが友達を呼べるような家にしたい”という事と、“自分たち夫婦が老後まで暮らせる家”をテーマにした住まい。長い目線で考えた家づくりがスタートしました。

Q2.住宅会社を決めた理由は？

子どもの将来の学費などライフプランを考えると、家づくりの予算に余裕はないものの、せっかくマイホームを建てるなら品質や性能については妥協したくなかったので、その両方をかなえてくれる施工会社を探しました。

大手住宅メーカーや地方工務店、YouTube等でもよく名前を見かける有名な会社まで、何社かまわってみましたが、自分たちの造りたい家とは少し違うところがあって、担当者とのフィーリングが合わないと感じることもあり、難航しました。

そんな中、塗装店を営んでいる実家の父から紹介を受けたのが「いろはハウジング」の都出社長でした。設計から施工までご自身で全て対応されていて、要望に対しても柔軟に対応してくれると聞き、すぐに会いに行きました。

社長に会ってとにかく驚かされたのが、住宅性能に関するHEAT20やUA値、C値など、住宅に関することを本当によく勉強されていて、幅広い知識を持っていたこと。その後「いろはハウジング」さんの建築中の見学会や完成見学会にも参加するうちに丁寧な仕事ぶりに触れ、信頼できると思い家づくりをお願いすることに決めました。

Q3.家づくりで一番こだわったのは？

一番のこだわりは、平屋にしたことですかね。当初、平屋は価格の相場が割高と聞いていたので、予算の関係で諦めかけていたんです。それが、社長との最初の打ち合わせで、平屋にするか2階建てにするかの話になった時に、「平屋にしましょう」と背中をおしてもらい、思い切って決断することができました。

ほかにも、家族それぞれが自室に引きこもることのないよう、リビングを生活の中心にしたのもこだわりポイントですかね。そのため自室や主寝室の面積は控えめにして、LDKの面積を大きくとり、リビングは天井も高くするなど、部屋の広さにメリハリをつけました。

Q4.住んでみて気づいたところ、感じたことは？

「二重ガラス」は気密断熱を重視してお願いしたものでしたが、結果子どもが家の中で騒いでいても、屋外に出るとほとんど聞こえないという副次的な効果もあったのには驚きました。

ほかにも家の至るところに収納があって使いやすく、収納量も十分あるので、出しっぱなしのものが以前に比べてかなり減りました。写真は、玄関横にあるシューズクローゼット。家族全員の靴はもちろん、キャンプ用品やレジャー用品も収納できて使い勝手がいいです。

また、設計時点でロボット掃除機の活用を想定していたので、廊下収納にルンバを収納し、扉を閉めていてもルンバが通れるよう、床上に15センチ隙間をあけてもらいました。実際うまく機能していて、掃除を終えると勝手に戻ってくれるし、掃除にかかる時間が大幅に削減されました。

洗面所の隣に家事室をつくったことで洗濯導線がとても短く、時短がかないました。洗濯した衣類をその場で干し、乾いたらカウンターで畳んで、洗面台の収納にしまっています。トップスやボトムスはハンガーのままウォークインクローゼットに吊るしているので、干して乾いたらそのまま収納できてとても楽です。

Q5.これから家を建てる人へアドバイス

家づくりを通して大切だと気づいたことは、自分達の希望に優先順位をつけることと、信頼できるプロに相談すること。あれもしたい、これもしたいとなると、予算が大幅にオーバーしてしまいます。 私達の場合、“北海道並みの断熱性能で、平屋で、広くて、おしゃれで……”と全部あげるとキリがないほどでした。社長と打ち合わせを重ねていくうちに、“建てたい家、建てられる家”をつくり上げていくことができました。

何度も何度も間取りの変更をお願いしたり、相談したりしましたが、そのたび社長はプロとしての意見やアドバイスを下さり、安心してお願いすることができました。今、家づくりを考えている人も、信頼できる家づくりのプロと巡り会えますように！

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